第1話 開廷
2: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/07(土) 18:33:42 ID:???00
侑「模擬裁判?」
栞子「はい。今度、裁判同好会の主催で模擬裁判コンテストが行われるのですが、参加する団体が皆無で困っているようでして」
かすみ「そこでスクールアイドル同好会に参加要請が来たということですね!」
栞子「はい。私たちスクールアイドルが模擬裁判を行うことで注目度が高まるからぜひ、とお願いされました」
せつ菜「楽しそうですね! やりましょう!」
しずく「良いですね。演技の参考にもなりそうです」
ランジュ「きゃぁっ! みんなで参加しましょ!!」
栞子「はい。今度、裁判同好会の主催で模擬裁判コンテストが行われるのですが、参加する団体が皆無で困っているようでして」
かすみ「そこでスクールアイドル同好会に参加要請が来たということですね!」
栞子「はい。私たちスクールアイドルが模擬裁判を行うことで注目度が高まるからぜひ、とお願いされました」
せつ菜「楽しそうですね! やりましょう!」
しずく「良いですね。演技の参考にもなりそうです」
ランジュ「きゃぁっ! みんなで参加しましょ!!」
4: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/07(土) 18:34:42 ID:???00
愛「いいねー! それでどんな裁判にするの?」
栞子「模擬裁判のテーマや事件内容は自由に決めて良いそうです。ただし、裁判形式である以上、被告人、弁護人、検察官、裁判長などの役割はしっかりと設定する必要があります」
侑「そっかー。でも、模擬裁判ってどんな事件が面白いんだろう?」
かすみ「事件なんていくらでもあるじゃないですか! ……そういえば侑先輩、せつ菜先輩とデートしてませんでした? かすみん、見ちゃったんですけど!」
歩夢「えっ」
侑「ええっ!? ちょ、ちょっと待って、かすみちゃん! それ、違うから!」
せつ菜「デート……!?// そ、それは、違います! 私たちはただ……その……!」
栞子「模擬裁判のテーマや事件内容は自由に決めて良いそうです。ただし、裁判形式である以上、被告人、弁護人、検察官、裁判長などの役割はしっかりと設定する必要があります」
侑「そっかー。でも、模擬裁判ってどんな事件が面白いんだろう?」
かすみ「事件なんていくらでもあるじゃないですか! ……そういえば侑先輩、せつ菜先輩とデートしてませんでした? かすみん、見ちゃったんですけど!」
歩夢「えっ」
侑「ええっ!? ちょ、ちょっと待って、かすみちゃん! それ、違うから!」
せつ菜「デート……!?// そ、それは、違います! 私たちはただ……その……!」
6: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/07(土) 18:35:46 ID:???00
かすみ「その焦り方、あやしいですねぇー?」
侑「説明するよ! あれは……」
愛「ちょっと待った! せっかくだから”これ”を裁判のテーマにしない?」
侑「へっ!?」
せつ菜「!?!?」
璃奈「良いと思う。みんな気になる話だし」
彼方「なら裁判が始まるまでみんな知ってる情報があっても言わない方が良いね~」
ミア「Hey,洗いざらい喋ってもらうよベイビーちゃん」
侑「説明するよ! あれは……」
愛「ちょっと待った! せっかくだから”これ”を裁判のテーマにしない?」
侑「へっ!?」
せつ菜「!?!?」
璃奈「良いと思う。みんな気になる話だし」
彼方「なら裁判が始まるまでみんな知ってる情報があっても言わない方が良いね~」
ミア「Hey,洗いざらい喋ってもらうよベイビーちゃん」
7: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/07(土) 18:36:34 ID:???00
エマ「日本の裁判なんて初めてだから楽しみ~♪」
侑「皆なんでそんなに楽しそうなの!?」
しずく「裁判のテーマにピッタリな疑惑だからですかね」
歩夢「そうだ、私は検察官の役をやってみたいな」ニコッ
侑「歩夢が検察!?」ビクッ
侑「皆なんでそんなに楽しそうなの!?」
しずく「裁判のテーマにピッタリな疑惑だからですかね」
歩夢「そうだ、私は検察官の役をやってみたいな」ニコッ
侑「歩夢が検察!?」ビクッ
8: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/07(土) 18:40:19 ID:???00
果林「ふふ、これは面白そうな裁判になりそうだわ」
せつ菜「し、しかしそれでは侑さんが被告人になってしまいます! それに、私たちのプライベートなことを公にするなんて!」
栞子「実際の裁判のような法的な拘束力はありませんから、無理に参加する必要はありませんよ」
かすみ「にっしっし、でも参加しないってことは後ろめたいことがあるってことになっちゃいますけどねぇ~?」
せつ菜「ぐうっ!」
ランジュ「やるしかないわね! 侑とせつ菜の真実を暴くのよ!」
せつ菜「し、しかしそれでは侑さんが被告人になってしまいます! それに、私たちのプライベートなことを公にするなんて!」
栞子「実際の裁判のような法的な拘束力はありませんから、無理に参加する必要はありませんよ」
かすみ「にっしっし、でも参加しないってことは後ろめたいことがあるってことになっちゃいますけどねぇ~?」
せつ菜「ぐうっ!」
ランジュ「やるしかないわね! 侑とせつ菜の真実を暴くのよ!」
9: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/07(土) 18:43:44 ID:???Sd
せつ菜「わかりました……なら私は弁護人として侑さんを全力で弁護します!」
栞子「それでは、テーマは『高咲侑と優木せつ菜のデート疑惑』に決まりですね。侑さん、せつ菜さん、お二人とも準備はよろしいですか?」
侑「全然準備できてないんだけど!?」
栞子「開廷まで時間がありませんので、被告側も検察側も証人集めや証拠集めなど急いで頑張ってください」
栞子「それでは、テーマは『高咲侑と優木せつ菜のデート疑惑』に決まりですね。侑さん、せつ菜さん、お二人とも準備はよろしいですか?」
侑「全然準備できてないんだけど!?」
栞子「開廷まで時間がありませんので、被告側も検察側も証人集めや証拠集めなど急いで頑張ってください」
10: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/07(土) 18:44:08 ID:???Sd
1時間後
虹ヶ咲学園体育館 特設法廷
傍聴席の生徒「スクールアイドル同好会が何かやるって聞いてライブかと思って来てみたら……何が始まるの?」
傍聴席の生徒「なんか裁判するんだってさ」
ザワザワザワザワ
虹ヶ咲学園体育館 特設法廷
傍聴席の生徒「スクールアイドル同好会が何かやるって聞いてライブかと思って来てみたら……何が始まるの?」
傍聴席の生徒「なんか裁判するんだってさ」
ザワザワザワザワ
11: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/07(土) 18:44:59 ID:???Sd
栞子「……それでは、なりゆきで私が裁判長役を仰せつかりましたので進行させていただきます」
栞子「被告人は高咲侑さん」
侑「なんでこんなことに……生徒のみんなに見られてるしぃ」ブツブツ
栞子「弁護人は優木せつ菜さん」
せつ菜「はいっ!!!」
栞子「検察の歩夢さん」
歩夢「よろしくね」ニコッ
栞子「他の同好会のメンバーは証人などで参加します」
栞子「それでは、ゆうせつデート裁判、開廷です!」
栞子「被告人は高咲侑さん」
侑「なんでこんなことに……生徒のみんなに見られてるしぃ」ブツブツ
栞子「弁護人は優木せつ菜さん」
せつ菜「はいっ!!!」
栞子「検察の歩夢さん」
歩夢「よろしくね」ニコッ
栞子「他の同好会のメンバーは証人などで参加します」
栞子「それでは、ゆうせつデート裁判、開廷です!」
12: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/07(土) 18:46:29 ID:???Sd
第1話完 (続く)
25: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:43:46 ID:???00
第2話 証人A
26: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:44:28 ID:???00
栞子「検察の歩夢さん、最初の証人を呼んでください」
歩夢「はい。最初の証人として、中須かすみさんを召喚します」
侑「かすみちゃん……!」
せつ菜「ど、どんなことを言われるのでしょうか……」アセアセ
かすみ「呼ばれましたかすみんです!」タッタッタッ
歩夢「はい。最初の証人として、中須かすみさんを召喚します」
侑「かすみちゃん……!」
せつ菜「ど、どんなことを言われるのでしょうか……」アセアセ
かすみ「呼ばれましたかすみんです!」タッタッタッ
27: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:45:01 ID:???00
栞子「証人の中須かすみさん、証言台へどうぞ。なお、偽証は絶対に許されませんので、正直にお答えください」
かすみ「もちろんです! かすみん、正直者ですから!」エッヘン
せつ菜(すでに悪い予感しかしません……)
歩夢「それではかすみちゃん、あなたが目撃した出来事を証言してください」
かすみ「はーい!」ピシッ
かすみ「もちろんです! かすみん、正直者ですから!」エッヘン
せつ菜(すでに悪い予感しかしません……)
歩夢「それではかすみちゃん、あなたが目撃した出来事を証言してください」
かすみ「はーい!」ピシッ
28: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:45:58 ID:???00
かすみ「この前の土曜日の朝のことです!」
かすみ「学校の近くを通りかかったら、侑先輩とせつ菜先輩を見かけたんです!」
かすみ「かすみんの見立てだと、あれはデートの待ち合わせをしていてまさに合流した瞬間って感じでした!」ビシッ
侑「いやいや、ちょっと待って! かすみちゃん、それは誤解だって!」
歩夢「まだ証言の途中です。静粛にお願いしますね、侑ちゃん」ニコニコ
侑「うっ」ビクッ
かすみ「二人ともすごく楽しそうな顔をしてました! せつ菜先輩なんて、笑顔全開で手を振ってて!」
せつ菜「えええっ!?// そ、それは!//」アワアワ
栞子「弁護人の反論は証言が終わってからです」
せつ菜「……っ!」
かすみ「学校の近くを通りかかったら、侑先輩とせつ菜先輩を見かけたんです!」
かすみ「かすみんの見立てだと、あれはデートの待ち合わせをしていてまさに合流した瞬間って感じでした!」ビシッ
侑「いやいや、ちょっと待って! かすみちゃん、それは誤解だって!」
歩夢「まだ証言の途中です。静粛にお願いしますね、侑ちゃん」ニコニコ
侑「うっ」ビクッ
かすみ「二人ともすごく楽しそうな顔をしてました! せつ菜先輩なんて、笑顔全開で手を振ってて!」
せつ菜「えええっ!?// そ、それは!//」アワアワ
栞子「弁護人の反論は証言が終わってからです」
せつ菜「……っ!」
29: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:47:26 ID:???00
歩夢「その後、ふたりはどうしていましたか?」
かすみ「一緒にどこかに歩いていきましたが、どこに行ったかまではわかりません。かすみんも用事があったので尾行まではしませんでしたよ」
侑(用事がなかったら尾行してたの?)
かすみ「でも状況から考えたらあれは絶対デートの待ち合わせですね!」フフン
栞子「証人の証言は以上ですね。弁護人、反対尋問をどうぞ」
せつ菜「……はい、失礼します」スタッ
かすみ「一緒にどこかに歩いていきましたが、どこに行ったかまではわかりません。かすみんも用事があったので尾行まではしませんでしたよ」
侑(用事がなかったら尾行してたの?)
かすみ「でも状況から考えたらあれは絶対デートの待ち合わせですね!」フフン
栞子「証人の証言は以上ですね。弁護人、反対尋問をどうぞ」
せつ菜「……はい、失礼します」スタッ
30: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:48:48 ID:???00
せつ菜「……かすみさん、確認します。その日、この前の土曜日は同好会もなく休日でしたね?」
かすみ「はい! だからふたりともプライベートな時間を過ごしていたわけですよね?」
せつ菜「待ち合わせしていたということですが、私たちがどんな会話をしていたか、聞こえていましたか?」
かすみ「いやー、それがかすみん、急いでて全部は聞こえなかったんですよねー。でも雰囲気的に怪しい会話してたんです!」キッパリ
せつ菜「具体的に何を話していたかが分からない以上、それをデートの待ち合わせと断定するのは早計ではありませんか?」
かすみ「そ、そうですかね……? でも、あれは絶対デートです!」グッ
かすみ「はい! だからふたりともプライベートな時間を過ごしていたわけですよね?」
せつ菜「待ち合わせしていたということですが、私たちがどんな会話をしていたか、聞こえていましたか?」
かすみ「いやー、それがかすみん、急いでて全部は聞こえなかったんですよねー。でも雰囲気的に怪しい会話してたんです!」キッパリ
せつ菜「具体的に何を話していたかが分からない以上、それをデートの待ち合わせと断定するのは早計ではありませんか?」
かすみ「そ、そうですかね……? でも、あれは絶対デートです!」グッ
31: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:49:49 ID:???00
せつ菜「かすみさんはそう認識していますが、私たちがデートをしていたという客観的な確証はないということになりますね?」
かすみ「でもでも! 朝早くから学校の近くで待ち合わせして、ふたりとも楽しそうにしてたら、誰だってデートだと思いますよ!」
せつ菜「その根拠の薄さでは、裁判で主張として受け入れられることは難しいかと思います!」
かすみ「なっ……! そ、そんなこと言うなら、侑先輩とせつ菜先輩が何を話してたか教えてくださいよ!」
侑「っ……!」
せつ菜「!!」
かすみ「でもでも! 朝早くから学校の近くで待ち合わせして、ふたりとも楽しそうにしてたら、誰だってデートだと思いますよ!」
せつ菜「その根拠の薄さでは、裁判で主張として受け入れられることは難しいかと思います!」
かすみ「なっ……! そ、そんなこと言うなら、侑先輩とせつ菜先輩が何を話してたか教えてくださいよ!」
侑「っ……!」
せつ菜「!!」
32: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:51:06 ID:???00
かすみ「ほら! かすみんを責める前に、自分たちの会話の内容を言えばいいだけじゃないですか!」
侑(や、やばい!)
せつ菜(ど、どうしましょう!)アワアワ
栞子「証人、静粛に。証人から弁護人や被告人に質問を投げかけることは認められていません」
かすみ「えっ、そうなの? じゃあ……」
栞子「そこまでです」
かすみ「ううっ……」
せつ菜(裁判長がしっかりしていて助かりました……!)
侑(ふぅ、かすみちゃんの勢いに押されるところだった……!)
侑(や、やばい!)
せつ菜(ど、どうしましょう!)アワアワ
栞子「証人、静粛に。証人から弁護人や被告人に質問を投げかけることは認められていません」
かすみ「えっ、そうなの? じゃあ……」
栞子「そこまでです」
かすみ「ううっ……」
せつ菜(裁判長がしっかりしていて助かりました……!)
侑(ふぅ、かすみちゃんの勢いに押されるところだった……!)
33: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:52:04 ID:???00
歩夢「……」
栞子「弁護人、反対尋問は終了です。証人のかすみさん、証言台から下がってください」
かすみ「むぅ……まあ、かすみんの証言で少しは進展したと思いますけど!」タッタッタ
侑「せつ菜ちゃん、ありがとね。さっきの流れ、どうなるかと思ったけど……」
せつ菜「いえ、かなり危険でしたが……侑さんの無実を証明するため、全力を尽くすのみです!」
侑「でも、無理はしないでね。一緒に頑張ろう」ニコッ
せつ菜「侑さん……//」
ザワザワ
傍聴席の生徒「なんか、ふたりのやり取りがますます意味深じゃない?」
傍聴席の生徒「やっぱりデートだったのかな……!」
侑・せつ菜「!!!」
栞子「弁護人、反対尋問は終了です。証人のかすみさん、証言台から下がってください」
かすみ「むぅ……まあ、かすみんの証言で少しは進展したと思いますけど!」タッタッタ
侑「せつ菜ちゃん、ありがとね。さっきの流れ、どうなるかと思ったけど……」
せつ菜「いえ、かなり危険でしたが……侑さんの無実を証明するため、全力を尽くすのみです!」
侑「でも、無理はしないでね。一緒に頑張ろう」ニコッ
せつ菜「侑さん……//」
ザワザワ
傍聴席の生徒「なんか、ふたりのやり取りがますます意味深じゃない?」
傍聴席の生徒「やっぱりデートだったのかな……!」
侑・せつ菜「!!!」
34: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:54:14 ID:???00
せつ菜「ぼ、傍聴席に何を言われても気にしてませんから!//」
侑「うん!」
歩夢「……裁判長」ハイ
栞子「……わかりました。続いて検察側から2人目の証人を呼んでください」
歩夢「はい。次の証人として朝香果林さんを召喚します」
果林「ふふ。よろしくね」ニヤリ
侑「うん!」
歩夢「……裁判長」ハイ
栞子「……わかりました。続いて検察側から2人目の証人を呼んでください」
歩夢「はい。次の証人として朝香果林さんを召喚します」
果林「ふふ。よろしくね」ニヤリ
35: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/08(日) 21:54:57 ID:???00
第2話完(続く)
52: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 22:15:57 ID:???00
第3話 証人B
53: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 22:16:52 ID:???00
栞子「証人の果林さん、証言台へどうぞ」
侑「果林さんか……」ヒソヒソ
せつ菜「や、やりづらい相手が来ましたね……果林さんは鋭い洞察力を持ってますから」ヒソヒソ
果林「まあまあ、そんなに身構えなくても大丈夫よ。私は見たままのことを喋るだけだから」フフッ
侑(それが怖いんだけど……)
栞子「それでは、検察官の歩夢さん、証人に質問をお願いします」
歩夢「果林さんは、侑ちゃんとせつ菜ちゃんが一緒にいたところを目撃したそうですね。どのような状況だったのか、詳細に教えていただけますか?」
侑「果林さんか……」ヒソヒソ
せつ菜「や、やりづらい相手が来ましたね……果林さんは鋭い洞察力を持ってますから」ヒソヒソ
果林「まあまあ、そんなに身構えなくても大丈夫よ。私は見たままのことを喋るだけだから」フフッ
侑(それが怖いんだけど……)
栞子「それでは、検察官の歩夢さん、証人に質問をお願いします」
歩夢「果林さんは、侑ちゃんとせつ菜ちゃんが一緒にいたところを目撃したそうですね。どのような状況だったのか、詳細に教えていただけますか?」
54: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 22:19:21 ID:???00
果林「ええ、確か土曜日のお昼頃だったかしら」
果林「私、たまたまショッピングモールに立ち寄っていたのだけれど……その時、侑とせつ菜が一緒にいるところを見かけたの」
侑「うっ……」ビクッ
果林「ふたりとも大きな袋を持って、仲良さそうに歩いていたわ。それで、ショッピングモールにあるカフェに入っていったのを覚えているわね」
歩夢「大きな袋……。その中身について何か見ていませんか?」
果林「残念ながら、中身までは見えなかったけれど……ふたりとも袋を大事そうに持っていたから、きっと特別な買い物だったんじゃないかしら」
せつ菜「……!」アセアセ
果林「私、たまたまショッピングモールに立ち寄っていたのだけれど……その時、侑とせつ菜が一緒にいるところを見かけたの」
侑「うっ……」ビクッ
果林「ふたりとも大きな袋を持って、仲良さそうに歩いていたわ。それで、ショッピングモールにあるカフェに入っていったのを覚えているわね」
歩夢「大きな袋……。その中身について何か見ていませんか?」
果林「残念ながら、中身までは見えなかったけれど……ふたりとも袋を大事そうに持っていたから、きっと特別な買い物だったんじゃないかしら」
せつ菜「……!」アセアセ
55: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 22:23:17 ID:???00
果林「それに、ちょっとした好奇心でカフェでの様子も少し覗いちゃったのよね」
侑「っ!」ギク
歩夢「か、カフェでは、どんな様子だったんですか!?」
果林「窓際の席で楽しそうにおしゃべりしていたわよ。せつ菜なんて、ちょっと赤くなって笑ってたんじゃない?」
せつ菜「っ!?//」
果林「ふふっ、まるで楽しいショッピングデートの休憩タイムって感じだったわ」
歩夢「そう……ですか。他には何か……手を繋いで見つめ合ったりはしてませんでしたか!?」
栞子「歩夢さん、質問で声を荒げないようにお願いします」
侑「っ!」ギク
歩夢「か、カフェでは、どんな様子だったんですか!?」
果林「窓際の席で楽しそうにおしゃべりしていたわよ。せつ菜なんて、ちょっと赤くなって笑ってたんじゃない?」
せつ菜「っ!?//」
果林「ふふっ、まるで楽しいショッピングデートの休憩タイムって感じだったわ」
歩夢「そう……ですか。他には何か……手を繋いで見つめ合ったりはしてませんでしたか!?」
栞子「歩夢さん、質問で声を荒げないようにお願いします」
56: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 22:30:14 ID:???00
果林「そうね……見つめ合ってると言うよりは何かを手元を見ながら喋ってる感じだったわね」
歩夢「や、やっぱり手を握り合って……」
果林「軽く覗いただけだから、手元までは見えなかったわ」
歩夢「じゃ、じゃあっ……」ガタッ
栞子「はい。弁護人の質問はそこまでです」
歩夢「あ、はい……」
歩夢「や、やっぱり手を握り合って……」
果林「軽く覗いただけだから、手元までは見えなかったわ」
歩夢「じゃ、じゃあっ……」ガタッ
栞子「はい。弁護人の質問はそこまでです」
歩夢「あ、はい……」
57: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 22:41:43 ID:???00
侑「や、やばいよせつ菜ちゃん……! カフェでのことがあそこまで詳細に話されるなんて……」ヒソヒソ
せつ菜「大丈夫です、侑さん! 落ち着いてください!」ヒソヒソ
侑「でも、あの時の様子がこれ以上掘り下げられたら……完全に怪しまれちゃうよ!」ヒソヒソ
せつ菜「ひとつ、作戦があります。ただし……リスキーです。最悪、私たちが追い詰められる可能性もあります」
侑「……でも、せつ菜ちゃんが考えた作戦なら、きっと大丈夫だよね?」ニコッ
せつ菜「侑さん……! そ、そうですね! 必ず成功させます!」グッ
侑「うん、せつ菜ちゃんを信じるよ!」ニコッ
せつ菜「っ……!//」カァァ
せつ菜(な、なんて破壊力のある笑顔なんですか、侑さん……! 絶対に守らなければ!)フンス
栞子「弁護人、準備ができましたら反対尋問をお願いします」
せつ菜「……はい! 失礼します!」スタスタ
せつ菜「大丈夫です、侑さん! 落ち着いてください!」ヒソヒソ
侑「でも、あの時の様子がこれ以上掘り下げられたら……完全に怪しまれちゃうよ!」ヒソヒソ
せつ菜「ひとつ、作戦があります。ただし……リスキーです。最悪、私たちが追い詰められる可能性もあります」
侑「……でも、せつ菜ちゃんが考えた作戦なら、きっと大丈夫だよね?」ニコッ
せつ菜「侑さん……! そ、そうですね! 必ず成功させます!」グッ
侑「うん、せつ菜ちゃんを信じるよ!」ニコッ
せつ菜「っ……!//」カァァ
せつ菜(な、なんて破壊力のある笑顔なんですか、侑さん……! 絶対に守らなければ!)フンス
栞子「弁護人、準備ができましたら反対尋問をお願いします」
せつ菜「……はい! 失礼します!」スタスタ
58: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 22:55:41 ID:???00
せつ菜「果林さん、いくつか確認させてください。そのショッピングモール、具体的にどのエリアにありましたか?」
果林「エリア? ええと……確か、駅から直結しているところだったと思うけれど……」
せつ菜「直結ですか? そのショッピングモールは駅直結ではなく、少し歩いた先にあるモールでは?」
果林「あら、そうだったかしら?」
せつ菜「では、そのモール内のカフェへの道順を覚えていますか?」
果林「ええと、確か……モールに入って右手に行って……いや、左手だったかしら? 階段を降りた気がするけど……あれ、もしかして上がったのかも……?」ハテ
果林「エリア? ええと……確か、駅から直結しているところだったと思うけれど……」
せつ菜「直結ですか? そのショッピングモールは駅直結ではなく、少し歩いた先にあるモールでは?」
果林「あら、そうだったかしら?」
せつ菜「では、そのモール内のカフェへの道順を覚えていますか?」
果林「ええと、確か……モールに入って右手に行って……いや、左手だったかしら? 階段を降りた気がするけど……あれ、もしかして上がったのかも……?」ハテ
61: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 23:10:39 ID:???00
せつ菜「果林さん、失礼ですが、普段から道順を覚えるのが苦手だったりしますか?」
果林「苦手というほどではないけれど、確かに途中で迷っちゃうことはよくあるわね。何度か行ったことのある場所でもつい違う方向に進んでたり……」
せつ菜「ありがとうございます! その情報は重要です。つまり、果林さんがそのショッピングモールで私たちを目撃したという証言は、正確さを欠いている可能性があるということです」
果林「そ、そんなことは……!」
歩夢「い、異議あり! 話をそらしてるよね? 結局、カフェでの出来事はなんだったの?」バンッ
栞子「歩夢さん、落ち着いてください。被告人への直接的な質問の時間はまだ後です」チラッ
歩夢「っ……分かりました」ムスッ
果林「苦手というほどではないけれど、確かに途中で迷っちゃうことはよくあるわね。何度か行ったことのある場所でもつい違う方向に進んでたり……」
せつ菜「ありがとうございます! その情報は重要です。つまり、果林さんがそのショッピングモールで私たちを目撃したという証言は、正確さを欠いている可能性があるということです」
果林「そ、そんなことは……!」
歩夢「い、異議あり! 話をそらしてるよね? 結局、カフェでの出来事はなんだったの?」バンッ
栞子「歩夢さん、落ち着いてください。被告人への直接的な質問の時間はまだ後です」チラッ
歩夢「っ……分かりました」ムスッ
62: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 23:13:07 ID:???00
侑(ひえぇ……)
せつ菜「改めて果林さん、もうひとつ質問です。あなたがカフェでの出来事について覗いたのは、ほんの数秒程度だったという理解でよろしいでしょうか?」
果林「そうね。さすがにずっと覗いてるわけにもいかないから、軽く見ただけよ」
せつ菜「つまり、短時間での目撃による印象が強く残っただけで、実際に私たちが何をしていたのか正確に把握していない、ということになりますね?」
果林「そう……ね。そう言われると、その可能性もあるわね」フフッ
せつ菜「ありがとうございます。以上で反対尋問を終了します」
栞子「弁護人の反対尋問が終了しました。証人の果林さん、証言台から下がってください」
せつ菜「改めて果林さん、もうひとつ質問です。あなたがカフェでの出来事について覗いたのは、ほんの数秒程度だったという理解でよろしいでしょうか?」
果林「そうね。さすがにずっと覗いてるわけにもいかないから、軽く見ただけよ」
せつ菜「つまり、短時間での目撃による印象が強く残っただけで、実際に私たちが何をしていたのか正確に把握していない、ということになりますね?」
果林「そう……ね。そう言われると、その可能性もあるわね」フフッ
せつ菜「ありがとうございます。以上で反対尋問を終了します」
栞子「弁護人の反対尋問が終了しました。証人の果林さん、証言台から下がってください」
66: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 23:26:59 ID:???00
果林「ふふ、なかなか楽しかったわ。判決を楽しみにしてるわね」スタスタ
歩夢「侑ちゃん……まだ追求は終わらないからね……!」
侑(せつ菜ちゃん、よくやったよ……!)ホッ
せつ菜(果林さんにも申し訳ありませんが、なんとか有耶無耶にしてしのげましたかね……)フゥ
栞子「それでは、検察の歩夢さん、次の証人を召喚してください」
歩夢「はい。それでは……次の証人として、鐘嵐珠さんを召喚します」
ランジュ「きゃあっ! ランジュの出番ね!」ザッ!
タッタッタッ
ランジュ「さあ、ランジュの証言でこの裁判を盛り上げてあげるわ!」ビシッ
せつ菜(まさか……ランジュさんから何かとんでもない証言が出るのでは!?)
侑(お願いだから、変なことを言わないで……!)
ランジュ「ふふっ、みんな、楽しみにしてて!」ヒラリ
歩夢「侑ちゃん……まだ追求は終わらないからね……!」
侑(せつ菜ちゃん、よくやったよ……!)ホッ
せつ菜(果林さんにも申し訳ありませんが、なんとか有耶無耶にしてしのげましたかね……)フゥ
栞子「それでは、検察の歩夢さん、次の証人を召喚してください」
歩夢「はい。それでは……次の証人として、鐘嵐珠さんを召喚します」
ランジュ「きゃあっ! ランジュの出番ね!」ザッ!
タッタッタッ
ランジュ「さあ、ランジュの証言でこの裁判を盛り上げてあげるわ!」ビシッ
せつ菜(まさか……ランジュさんから何かとんでもない証言が出るのでは!?)
侑(お願いだから、変なことを言わないで……!)
ランジュ「ふふっ、みんな、楽しみにしてて!」ヒラリ
67: 名無しで叶える物語◆Oc3vmA4W★ 2024/12/10(火) 23:28:12 ID:???00
第3話完(続く)
68: 名無しで叶える物語◆i2D4Zra6★ 2024/12/10(火) 23:43:22 ID:???00
果林さんの迷子癖を利用して証言そのものの信憑性を下げるとは……やりますねぇ
71: 名無しで叶える物語 (バックシ a635-e6f8) 2024/12/11(水) 00:54:19 ID:AXPRLM5UMM
目撃者多すぎるだろ草!
72: 名無しで叶える物語◆lF4nd7afs★ 2024/12/11(水) 01:39:09 ID:???00
大きな袋の中身をみられたくなかったんだろうなあ
何らかの理由で
何らかの理由で
引用元:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/11210/1733563983/
第4話へ続く

どうなっちゃうの?!



コメント
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anison_aqours
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